2023年12月01日
令和5年 第47週 (11月20日~11月26日)
■県内概況■
第 47 週のインフルエンザの定点あたり報告数は 28.73 と増加し、警報発令基準値である「30」間近となっています。
また、インフルエンザによる入院数も増加しています。
インフルエンザに感染した場合は、咳エチケットの徹底、人混みや繁華街への外出を控えるなど、「他の人にうつさない」よう行動に注意しましょう。
咽頭結膜熱(プール熱)の定点当たり報告数は 5.91 と高い水準で推移しており、警報発令継続中です。
飛沫感染、接触感染、便を介しての経口感染があります。
タオルなどの共用をさけること、流水と石けんによる手洗いや咳エチケットが感染予防に有効です。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は 5.15 と増加しています。
冬季に流行する感染性胃腸炎の主な原因として、ノロウイルスによる感染があります。
ノロウイルスはアルコール消毒の効果が低いため、ドアノブや器具などには次亜塩素酸ナトリウムや熱湯による消毒が効果的です。
感染予防には、手洗いが有効な対策となります。
調理前、食事前、トイレに行った後等には必ず手洗いを行いましょう。
A 群溶連菌咽頭炎の定点あたり報告数は 3.71 と依然高い水準で推移しています。
引き続き注意が必要です。
■第47週のトピックス■
中国で小児を中心に増加が報じられている呼吸器感染症について(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら
【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(令和5年12月1日更新)