2023年12月22日

令和5年 第50週 （12月11日～12月17日）

■県内概況■
　インフルエンザ警報発令中です。
第 50 週のインフルエンザの定点当たり報告数は 29.24 と前週の 33.65 より減少していますが、引き続き高い水準で推移しています。
県内医療機関から提出され当センターで検査した検体からは、主に AH1pdm09 亜型と AH3 亜型が検出されており、これらの A 型インフルエンザが流行していると考えられます。
今シーズンは複数回 A 型インフルエンザにかかった例の報告もあるため注意が必要です。
　咽頭結膜熱警報発令中です。
咽頭結膜熱の定点あたり報告数は 3.26 と、前週の 4.18 よりも減少していますが、警報基準値である「3.0」を上回っており、依然として報告数の多い状況が続いています。
　新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は 3.96 と、前週の 4.09 より減少していますが、入院基幹定点報告数は増加しています。
高齢者や基礎疾患のある方が感染すれば重症化リスクも高まります。
「手洗い」や「換気」、「マスクの効果的な場面などでの着用」など基本的な対策をお願いします。

■第50週のトピックス■
◆感染症法に基づくカルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症の 届出状況2021年（国立感染症研究所HP）
>>詳細はこちら

【奈良県感染症情報センター（奈良県保健研究センター）より参照】
（令和5年12月22日更新）